「青島の日本遺産と八兵衛さんを描く旅 ~新型コロナからも救ってくれる地元の願い~」

川中島? 八兵衛?…「知ってるよー川中島は、信玄と謙信がぶつかった長野県の古戦場じゃん。それに八兵衛は、腰があって極美味い蕎麦屋さん、逸品だよね」と一般的にはこんな回答になると思われます。

しかし、今回は「紀伊の国・川中島の小長谷八兵衛」が主人公です。

駿河の国・志太地区・大井川と瀬戸川に挟まれ、間を流れる栃山川の流域に多く伝わる「八兵衛信仰」の形跡を訪ね、また朗読劇で彼の奮闘の様子を学び、真摯に新型コロナ等退散の願いを込めた「絵手紙」に挑戦しました。もちろん正泉寺住職のわかりやすくもありがたい逸話もいただきました。

そんな盛りだくさんの内容を、案内人の佐野さんが用意されました。

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八兵衛さんの碑を訪ねる前にそのルートを確認、仕掛けは「石碑のみにあらず」です。

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まずは最初に、本堂にて住職の講話に耳を傾けます。

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本堂には金色の本尊・釈迦如来が、その手前には(仏像を良く理解している)カワセミによって運ばれてとされる不動明王が、こともなげに鎮座されています。注( )内は願望です。

その不動明王は、とても小さくて肉眼ではどんな仏様なのか判別が難しい。レンズを通し拡大した結果、右手に剣を立て炎を背負われていることがわかり、なるほどと理解できました。それは兜仏と思われます。

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「八兵衛伝説」の簡単な案内プロフィール

①実在の人?
・今のところ、確認されていません。

②いつの人?
・江戸時代・元禄(17世紀後半から18世紀はじめ)頃

③何処の人?
・紀伊の国(和歌山県)出身とされています

④どんな人?
・若い頃に仏心を起こし、諸国を旅し疫病に苦しむものを助けていたと云われる

⑤駿河では?
・志太地区特に栃山川流域での活動が多く、「八兵衛信仰」が生まれた。 

⑥どんな具合?
・当時(元禄時代)当地は、川の氾濫なとによる水質汚染等が原因の一つとも考えられる疫病が多発し、多くの方(主に農民達)を苦しめていました。そんな状況下八兵衛は、身に着けている薬草の知識(また、ご祈祷などもされたという説も有り)により、苦しんでいる人々の病恢復の手助けをされた。「八兵衛さんのおかげで、随分よくなりました」という声は周辺各地に満ちていた。

⑦八兵衛碑は?
・90基以上確認されていて、ほとんど志太地区。多くは明治から昭和初期に近隣住民により建てられた。

さあ、八兵衛さん目指し出発です。

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秋色の青島路を歩き、最初の八兵衛碑へ到着しました。

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路傍に静かに佇んでいます。
屋根付きの石碑は、郷土を救ってくれた八兵衛さんを信仰する地元の人々の優しさか?

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マスクをして歩く稲田の道、田圃は色がつき始め収穫期が「そろそろ」と近づいています。

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2番目の八兵衛碑は、立派な祠(ほこら)の中に、「紀伊の国」標記でなくざっくりと「西国」の八兵衛さんとして刻まれています。

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前島神社は、日本神話の中で絶世の美女と云われる「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の神社、道理で全体的に清々しく綺麗な印象をうけました。

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来年の絵馬は、藤枝順心高の美術部の生徒さん作。新しい七五三縄が張られた拝殿前で記念撮影。

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神木の樟(くすのき・樹齢400年)・拝殿・本殿

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藤枝駅西側の青島地下道を潜って、駅南から駅北へ。

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3番目の八兵衛碑、東海道追分(近世と古東海道)からの古東海道沿いに庚申塚・馬頭観音と共に三叉路に建っています。

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本日ラストの4番目の八兵衛碑、鏡池堂六地蔵と共に現在の追分?(旧東海道と築地経由燒津への道)に在り、賑やかに建てられています。「八兵衛さんと六地蔵」身近に在って民を救済するという点で似ている感が有ります、相性が良いと思ってしまいます。

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青島家の立派な墓所、奥が古い墓の様です。
散策を終え、青島南地区交流センターに戻り絵手紙(日本絵手紙協会・甲斐さん)に挑戦します。その前段は、八兵衛さんも使用されたかもしれない健胃作用の薬草などについての説明を受けました。

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多少の炭・絵の具を落としても大丈夫、ブルーシートが敷いてあります。

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この袋は薬草の一種「猫またぎ」、大型のネコにも効くそうです。地蔵さん絵、力強い線で形よく描かれました。

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線や〇で筆ならし、手本を習い描きます。彩色もまた上手、立派に出来ました

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隣室に移り、記念撮影。左はコロナ時世の通常、右はホンの一瞬マスク外して撮影。

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正泉寺へ移動し、庫裡の格天井の間にて八兵衛さん活躍の様子を朗読劇(終の棲家を考える会・十河さん)で知りました。 流暢で心地よい噺のリズムに皆さん熱心に聴き入ります。

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朗読劇の作者南條さん、和みの中でのお話がプログラムのラストシーンです。(はんだむねお)