ウイスキーを身近に感じる見学ツアー

 

静岡市街から車で40分ほどのオクシズ、玉川地区にあるガイアフロー静岡蒸溜所。
まだ一般公開されていない静岡市内初のウイスキー蒸溜所での試飲付見学ツアーが開催されました。

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男女それぞれ4名、合計8名というウイスキー好きな皆さんが参加。

まずは、ガラス張りの試飲室で本日の流れの説明を受け、いざ見学ツアーに出発です。

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1階に降りると、木製の発酵槽が8基並び、それを下から見学。バナナのようなフルーティな香りに包まれ、その大きさだけでも驚きですが、ホーローやステンレスではなく、木製。しかもそのうち4基が静岡県産の杉材でできているという珍しさにさらに驚きました。参加者の皆さんも興味深々。6㎝以上の厚さの木材を使用した発酵槽には5000リットル以上入るそうで、3基はこの2月までに完成したばかり。また1年以内ほどで2基追加とのこと。10基体制となる前の様子を見学することができた特別感と、ぜひまた訪れたくなる気持ちにさせられました。

この発酵槽で、麦汁がアルコールに変化し、最短でも3~5日間発酵させるそうです。(写真は発酵槽の上部です)
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次は、麦芽の粉砕室に。
1日に1tの麦芽を粉砕するモルトミルは、英国製で軽井沢蒸溜所で使われていたものだとか。そのモルトミルを見るだけでも一見の価値ありといった重厚感ある姿のモルトミルでした。

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その次は、糖化室。
シルバーの大きなタンクで、粉砕された麦芽を高温のお湯とまぜ麦汁を作る工程。この糖化室の中も高温となり、この季節は心地よくさえ感じますが、暑い季節はかなりの重労働であろうことを想像すると、ウイスキーづくりの大変さを実感できました。

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その後、最初に見た発酵槽を今度は上から見学した後、
蒸溜機の近くまで進みます。ここでガイアフロー蒸溜所ならではの一番の驚きが。 なんと、世界でもここだけではないかと言われている地元の薪を使って火をおこし、蒸溜しているのです。敢えて薪を使用している理由を参加者のおひとりが尋ねると、「豊かな自然に囲まれたこのオクシズの森林資源をいかに酒造りに生かすかということと、薪の熱源による味の違いがでるのではないかと思います。」と答える中村社長。味わえるのはまだ先。でも、きっと美味しいウイスキーになりそうな予感と、中村社長の地元静岡愛を感じ、皆驚きを隠せませんでした。

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隣の貯蔵庫には、多数の樽が並び、60年前の蒸溜機も展示されていました。自然の気温そのままに管理され、ここで美味しいウイスキーに変化していくんですね。

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最後に試飲室に戻り、今回4種を試飲。
オランダのズイダム・ミルストーン ダッチ・シングル・モルト・ウイスキー5年もの、インドのアムルット フュージョン、スウェーデンのボックスダルヴィー バッチ03、そしてガイアフロー静岡蒸溜所の非売品のニューメイクをいただき、その香りとそれぞれの味わいに皆さん感動されていました。

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きっとこの場で飲むからさらに味わいが増しているだろうと思われる琥珀色のウイスキー。

6月以降に一般公開を目指しているということなので、またぜひその時に訪れてみたい場所でした。