「クー・・・効く!」とか「痛て、イテテー・・・・!でも、効いた感じ」といったように、押したり揉んだり叩いたりしてその効果を得ることではありませんでした。足指、足首などを手でつまんで軽く揺することにより、その振動が足から頭まで(個人差あり)伝わり、心地良さが体験できます。
その体の感覚は、気持ちの上でのリラックス感覚にも結びついてくる、それが今回の体操でなく「足揺らし、操体(そうたい)法」の一端なのかな?と印象を受けた講座でした。
なお今回は、インフルエンザ流行影響で参加者の方が次回にへと変更もあり、参加者2名の濃密構成(?)でスタートしました。講座は、足揺らし(操体法)についての説明、次に体験、体験後に「まとめ」へと進捗しました。
その(概ね)の体験手順は・・?
1・現状での体のバランスを検査(施術ベットで仰向けとなり、身体左右の確認、振動の伝わり状況を足首付近の皮膚を揺らしその伝わりの確認)
2・足指などから揺らし操法実施(指を摘まんで上げ3cm位落とす→親指から小指まで順番に揺らす→同様に摩る)
3・土踏まず踵など摩るように揺らす
4・余韻を感じる様に揺らしを終了します
5・講座では、体バランスの再検査
案内人の松下さんからの見本施術後、参加者の方は相互に揺らし揺らされを体験し、それぞれに納得を得られたように見受けられました。
レポータの私も参加者の方から揺らしていただき、体バランスが良くない(?)状況でも膝位まで気分良い揺らし体験をさせていただきました。
講座開催会場です
案内人の松下さんと参加者2名の方
体バランスを検査後、足首付近を揺らし振動の伝わりを検査します
足指は親指→小指へと順番に、次に土踏まずも
参加者がお互いに揺らし、揺らされて・・・
体験終了後、パートナーさんと参加者の方の語り合い
明治から戦前にかけて、酒田市の米倉庫と運搬船の間で米を移動する為に働く女性(女丁持・おんなちょうもち)が存在し、驚くことに一人で5俵(60kg/俵)の米俵を担いでいたとの話も伺いました。当然体力、骨格、身体のバランスも並外れて優れていたんだろうと想像できますが、想定外のパワーです。
なお当然気のせいですが、そんな彼女達のたくましい姿が一瞬眼前をよぎりました。
(はんだむねお)
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