プログラム番号 54
考える浮世絵蓮生寺で役者絵「東海道五十三次之内藤枝」を読み解く
プログラム番号 54
考える浮世絵蓮生寺で役者絵「東海道五十三次之内藤枝」を読み解く
みなさんは「浮世絵」をご存知ですか? 江戸時代、出版文化が花開き、カラフルな印刷で名所や役者、美人などを表現した浮世絵が当時の人々を楽しませていました。江戸庶民にとっては「今」を描いた絵も200年後の私たちにとってはわからないことばかり。そこで、一枚の浮世絵をすみずみまで読み込んでいろいろな「?」を解き明かしてみたいと思います。
ごぞんじの通り、藤枝は東海道の宿場町として栄えました。歌川広重や三代目歌川豊国など、当時人気の浮世絵師たちが藤枝を題材にして浮世絵を描いています。今回は、豊国の浮世絵「東海道五十三次之内藤枝」とゆかりのある蓮生寺さんでお話しします。みんなで本物の浮世絵をみながら、画面にちりばめられた情報を読み解いて藤枝の文化を考えていきましょう。
石上阿希(浮世絵研究者)
普段は京都の研究所や大学で江戸時代の浮世絵や書物の研究をしていますが、生まれ育った藤枝を描いた浮世絵をコツコツと集めながら、在りし日の藤枝を調べたり、考えたり、歩いたりしています。去年は静岡新聞のコラム「窓辺」で藤枝のこと、浮世絵のことなど執筆しました。著書に『江戸のことば絵事典―『訓蒙図彙』の世界』(2021、KADOKAWA)、『へんてこな春画』(2016、青幻舎)などがあります。
注意事項
雨天決行
持ち物:鉛筆、ノートなど
申し込み・問い合わせ先
藤枝おんぱくWEBサイト