プログラム番号 13
「手紙を書くように」ゲストを迎えて nicicaの齋藤香澄と語るあたたかな時間
プログラム番号 13
「手紙を書くように」ゲストを迎えて nicicaの齋藤香澄と語るあたたかな時間
~わたしとともに歩いていくことばたち。あなたにも届きますように~ nicicaの斎藤香澄が、お届けするお手紙のような対談。
第1回目 11/19(土)ゲスト:増田稚子さん
第2回目 11/29(火)ゲスト:山田愛さん
第3回目 12/8(木)ゲスト:小林みどりさん
第4回目 12/11(日)齋藤香澄 (聞き手:畑山響子さん)
●【増田稚子さん】牧之原市在住、会社員
わかこさんは、幼少期にご家庭で受けた心の傷が癒えないまま思春期を迎え、摂食障害を発症しました。
そこからは、わかこさんにとって「食べること」は、お腹の中にある真っ黒な底無しの穴に食品を「詰める行為」になりました。
その後、数多くの病院を回ったものの理解してもらえない経験が続きましたが、育て直しをしてくださった方との出会い、そして、ある一冊の本をきっかけに、摂食障害を克服。
「その本をはこぶっくに置きたい。そして、この病気は治るんだよということを伝えたい。たくさんの人に摂食障害のことを知ってもらい、心ない言葉で傷つく子を一人でも減らしたい。」そう言って、はこぶっくのオーナーさんになってくださいました。
以来、nicicaで同じ悩みを持つ方やその親御さんのお話を聴く場を設けたり、美味しいお菓子を販売し、「食べること」の喜びや幸せを通して「生きること」を肯定する体験を、大切に積んでいらっしゃいます。 対談では、彼女のこれまでの人生にも触れながら、摂食障害だけでなくすべての心の病といわれるものの根本と、真摯に向き合っていくつもりです。
そして、わかこさんの勇気と、素晴らしい愛と感謝の力を、たくさんの方と分かち合える一日になったら、本当に嬉しく思います。
尚、当日わかこさんは午後からも、はこぶっくの一日店長さんとしてnicicaに居てくださいます。 対談中にも質問のお時間を取りますが、個人的に聞きたいことがある方や、午前中は都合がつかないけれどもわかこさんと会ってみたいという方、是非、午後の時間帯にも足をお運びいただけましたら幸いです。
●【山田愛さん】俳優、一般社団法人SACLABOスタッフ
愛さんは、藤枝おんぱくをはじめ、様々なイベントや事業を手掛ける一般社団法人SACLABOのスタッフとして運営を支えてくださる、私たちにとって、なくてはならない存在です。
nicicaもSACLABOが管理する物件のひとつなので、これまで私も愛さんにいろいろと相談をしたり、悩みもたくさん聞いてもらってきました。
彼女の細やかな気配り、優しさと穏やかさ。
まさに「愛」そのもののお人柄に、何度救われてきたことでしょう。
こんなにお名前通りの方には会ったことがない、といつも思いますが、そう感じるのはきっと、私だけではないはずです。 さて、実はそんな愛さんの本業は「女優」です。 nicicaからもほど近い、白子ノ劇場を拠点に活動されていて、今回の対談ではその「女優業」について、いろいろと伺ってみたいと思います。
どうして女優になろうと思ったのか? 演劇の魅力とは?
そして、以前私が衝撃を受けた一言「女優なんて誰でもできるよ」とおっしゃった(!!!)その心は!?
これまであまり語られることのなかった、愛さんにとっての「演じること」の意味を、とことん深堀りしていく90分です。
そこには、人生の羅針盤となるような、考え方のヒントが隠されているかもしれません。
愛さんファンの方はもちろん、初めてお会いするという方も、皆様お誘い合わせの上、是非聴きに来ていただけたらと思います。
尚、ちょうどこの対談前、11/26(土)・27(日)・28(月)の3日間は、白子ノ劇場にて、愛さんがご出演される『ひとようたかた』の公演があります。
演技をご覧になってから改めて愛さんのお話を聴くと、より一層濃い内容を感じていただけることと思います。 こちらも是非、ご鑑賞いただけますと嬉しいです。
●【小林みどりさん】ピアニスト、ピアノ講師
2021年より、藤枝市にて音楽教室 Stella music space を開講。
「音楽を通して個性という光を豊かに奏でる場所」というコンセプトのもと、ピアノの教育を主軸としながらも、その人全体をホリスティックな視点で捉え、内的な成長をサポートすることを大切にされています。
nicicaにおいては、2022年3月より月1回ピアノを搬入し、クラシックの名曲の演奏と解説をする音楽講座 guide from music を開講してくださっています。
毎回、みどりさんが奏でるピアノの音色が光の粒のように解き放たれて溢れ出し、曲を聴くというよりも、その光に包まれるような感覚になります。
そんな風にして曲に触れた後、作曲者の生涯や時代背景などを学びますが、書籍にあるような定型の説明ではなく、みどりさんの洗練された感性によって生み出される言葉に、いつもハッとさせられるのです。
対談当日は、これまでのご活動の中で揺るぎなく持ち続けていらっしゃる想いや、これからのビジョンなどを、丁寧に伺っていけたらと思います。 皆様にとっても、夜空を彩る星々のような、輝く気づきを与えてくれる言葉との出あいがありますように。
尚、対談後の13:00~14:30は『guide from music vol.10』が開催されます。
nicicaでは最後の開催となりますので、こちらもあわせて是非ご参加頂けましたら嬉しいです。
●最終回は、私、【齋藤香澄】のお話です。
nicicaで過ごした日々のこと。 自分がここに来た理由。 たぶん、そういう内容になるのかなとは思いつつ、あまり決めていかずに、この日、心に浮かんだ素直な気持ちを、ありのままにお話できたらと思っています。
nicicaで出会った全ての人たち、そして誰よりも、2年間私を支えてくれた店舗のメンバーとこの場所へ、感謝の気持ちを込めて、手紙を書くように。
当日は、低糖質おやつとコーヒーLoccoの畑山響子さんが話し相手になってくれます。とても楽しみです。
齋藤香澄
ひとはこ本屋はこぶっく&nicicaレンタルスペース管理人