リポートreport

プログラムNo.20「マツウラコーヒーの実験室」

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5月11日にmitta(藤枝市藤枝4-1-16)で行われた「マツウラコーヒーの実験室」は、本当にmittaが「実験室」になっていました。
 
マツウラコーヒーの松浦さんの「家で入れているコーヒーの幅が広がれば」という思いで開催されたプログラム。
お店の常連さんも参加されて知ってる顔も多く、集合時間からすでにアットホームな良い雰囲気。
豆は松浦さんが普段お店で使用しているもの。器具もお店からたくさん持参しています。
 
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まずは、松浦さんがコーヒーミルを使い、挽き目の設定1〜10のうちの1、5、10の3パターンに設定した豆をそれぞれ挽きます。
1が一番細かく、数字が上がるにつれて粗くなります。挽かれた豆を比較すると、粒の大きさが全然違う。そこにお湯を注ぐと、豆がふわっと膨らみます。入れたコーヒーを見てみると、明らかに色が違うし、挽き方によってお湯が落ちる速度も全然違います。自宅ではこのように比較しながらコーヒーを落とすことがないので、みなさん興味津々。
実際に飲んで、「これよりこっちのほうが好き!」とか、「10と5の違いはよくわからない」など(実際1の後に10を飲んでも味がしない)さまざまな意見が出ていました。
 
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器具の使い方を一通り教えてもらったら、参加者自身で実験開始。
挽いた豆の割合を変えてブレンドしたり、割合は同じでお湯の温度を変えてみたり、コーヒープレスを使ってみたいとか、松浦さんが今お店で使用しているペーパーレスフィルターを使いたいなどなど、それぞれ考えながら進めています。
いれたコーヒーは参加者全員で少しずつ試飲し、「こっちのほうが好き」とか「香りが違う」「ガツンと来る味」といった感想を言い合います。
自分にとって、どの挽き方でどの温度どのようにいれるのがベストなのかを探していきました。
 
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ある程度実験が落ち着いたところで、松浦さんによる「硬水でコーヒーを入れるとどうなるか」の実験が始まりました。
日本は水道水も天然水もほとんどが「軟水」です。まろやかで飲みやすい口当たりが特徴。一方でヨーロッパなどでは水道水やミネラルウォーターのほとんどが「硬水」です。WHO(世界保健機関)では、硬水と軟水の違いはカルシウムやマグネシウムの含有量で、硬度60mg/L未満を軟水、60~120mg/Lを中程度の硬水、硬度120~180mg/L以上を硬水としています。
今回は硬度約1468mg/Lの硬水でコーヒーをいれてみます。普通に飲んでも独特の味がする硬水ですが、コーヒーになったらどうなるでしょう。
見た目は普通においしそうなコーヒーで、香りは悪くないと感じました。しかし、一口飲んでびっくり。硬水は酸味を打ち消し苦味を引き出す作用があるそうで、飲んだコーヒーはまさにコーヒーの香りがする苦みのあるものという印象でした。コーヒーの奥深いコクとかがなくなっていたような…。
コーヒーをいれるのも、お水って大事なんですね。
 
この挽き方で、水はこれを使って、このぐらいの温度にして、、、、という、自分の好みがわかったところでプログラムは終了。
 
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参加した方の感想も好評で、「また開催してほしい」という声が多数でした。「この1時間半で今日1日分のコーヒー飲んだ」という意見も!!
案内人松浦さんも開催したことで手応えを感じたようです。
プログラムの開催は今回の1回のみですが、松浦さんの入れるおいしいコーヒーを飲みたい方は蓮華寺池公園内にある マツウラコーヒー へどうぞ。