リポートreport

お茶おんぱく 「利き茶日本一の茶専門店で伝統技術とお茶の飲み比べ、抹茶スイーツを楽しもう」

 
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藤枝市にあるお茶専門店「真茶園」にて行われたプログラム。
お茶の飲み比べと抹茶スイーツを楽しみました。
まず、最初はお茶についてのお話を真茶園の小泉さんが聞かせてくださいました。
 
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お茶というと、緑色のお茶を想像する方が多いと思いますが、ほうじ茶も烏龍茶も紅茶も実は同じ茶葉から作られているんです。製造方法の違いで、不発酵茶が緑茶、半発酵茶が烏龍茶、発酵茶が紅茶になります。緑茶はさらに蒸し製(日本式)と釜炒り製(中国式)に分けられます。
お茶の栽培についてもお話いただきました。加工して、100gに対していくらで販売していたら一番茶、いくらで販売していたら二番茶というお話はこれから買い物をするときの参考にします。
 
 
 
お茶のいれ方についても、深蒸し茶ならお湯を入れて何秒、浅蒸し茶ならどのぐらいというのも丁寧に教えていただきました。普段、うまくお茶がいれられず、にが〜いお茶になっていたので、今回教えていただけたことで家でも美味しいお茶が飲めそうです。
お茶についていろいろと教えてもらったあとは、利き茶に挑戦。茶歌舞伎とも言われ、乾燥した茶葉を見たり、お茶の色や味によって産地を当てる利き茶。
 
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今回使われたのは、静岡茶(藤枝)、京都茶(宇治)、鹿児島茶(知覧)の3種類。まず茶葉を見て、色や形、深蒸しか浅蒸しかを入念に確認します。その後いれたお茶が配られ、色や香り、味を確かめ、これだと思った産地を決めます。それを3ヶ所分行い、答え合わせ。
お茶に沈殿物が多かったからどこどこのお茶だとか、玉露のような旨味があるからどこどこのお茶だとか、見分け方、味などの説明を聞きながら、自分の答えと照らし合わせ。
私の解答と言えば、浅蒸しの区別がうまくつかなかったり、さっきの答え変えたいとか、詳しいことはよくわからないけど全部美味しいね、とかばかりでした。
でも、昔から家にあるものすぎて特に深く考えたことがなかった「お茶」への興味は大きくなりました。思っている以上に奥が深いものです。
 
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お茶を楽しみながら真茶園さんの抹茶どら焼きを食べさせてもらいましたが、これがまた美味。バタークリームを使用されてるそうですがもたれることなく、すっきりとしてます。あとひく美味しさでした。
他にも、お茶の効用や、古くなったお茶の利用法なども教えてもらい、静岡に住んでいながらお茶についてあまり詳しくなかったところから、だいぶ知識を身につけられたような気がします。推しのお茶屋も増えました。
お茶おんぱくでの真茶園さんのプログラムは終了してしまいましたが、真茶園さんでの利き茶と抹茶スイーツを楽しむプログラムは通年で行っていますので(4月中旬から5月末の新茶時期と、年末年始は開催していません)、興味のある方は直接真茶園さんに申込みをしてみてください。