発酵体幹バスツアー〝「旬」×「発酵」を楽しむヴィーガンランチと秘伝金山寺味噌づくり体感ツアー〟
2024年のフジエダオンパクはツアーも開催しています。
5月29日(水)に行われた〝「旬」×「発酵」を楽しむヴィーガンランチと秘伝金山寺味噌づくり体感ツアー〟のレポートをお届けします。
藤枝駅に集合し、さっそくバスでかど万米店を目指します。かど万米店では金山寺麹または味噌作りを行うため金山寺麹を希望した方は野菜をカットし、砂糖や塩と混ぜ合わせて水出しを。味噌作りの方は玄米麹と塩を混ぜる作業を行います。
今できる作業はここまで。
この後、バスで15分ほどの場所にある檸檬とラクダに移動し、山の自然を眺めながら四季のお食事を楽むアトリエ兼ショップ「Forest museum」へ。週によって、お料理教室をしたり、発酵菓子販売やギャラリースペースとしてオープンしているそうです。
どこを切り取っても絵になるような、まさに美術館。到着直後、参加されたみなさんで撮影会が始まりました。
こちらで店主の兼子有希さんから丁寧にメニューを説明してもらいながら、ヴィーガンプレートランチをいただきました。
メニューは
・高野豆腐ボロネーゼの蓬ラザニア
・ケールのポタージュ
・そら豆のムース
・vege松風焼き
・河内晩柑と人参のラペ
・ミニトマトとグリーンピースの金山寺味噌マヨネーズ
普段は有希さんご自身で自家製の麹を作ってお料理に使用しているそうですが、今回はフジエダオンパクツアーということで、かど万米店の3種類の味噌(鶴娘1.5倍、カミアカリ、豆玄)と金山寺味噌をふんだんに使用した限定メニューとして作っていただきました。
1品1品味わい、野菜や麹が口の中に広がっていきます。
ランチを終え、その後もお店をオープンした経緯のお話や店主の兼子有希さんが世界一周旅行を1年かけて行っていたお話などを聞かせてくれました。
最後に淹れていただいた、季節のイメージに合わせたお茶も素敵でした。
季節のイメージに合わせたお茶は、夏はバタフライピーを使った青色のお茶をはじめ、春はカモミールなどどの華やかな黄色のお茶、冬はゴボウなどを使った体を温めるお茶で赤色をしているそう。
2時間ほどゆっくり過ごさせてもらい、お菓子のレシピ本をおみやげにいただいて再びかど万米店に戻ります。
かど万では、ランチをしている間に大豆を茹でてくださり、味噌作りを希望した方はすりこぎ棒を使って潰していきます。潰し方はお好みで。
金山寺麹を希望した方は、モロモロになった麹をほぐして先ほど切った野菜と混ぜ合わせます。
作業中には店主の増田さんが味噌や麹についてお話をたっぷり聞かせてくれました。
クリームチーズと混ぜた金山寺味噌や甘酒スムージーを試食させてもらいましたが、クリームチーズと金山寺味噌の組み合わせは今まで食べたことがない新しい味!おいしくて、金山寺を買ったらぜひ作りたい一品。
作った味噌は2kgぐらいはあったかと思います。
持参した桶やタッパに味噌を入れ、持ち帰ったらさらに家で寝かします。食べられるのは10月ぐらいになるとのこと。
自宅で発酵させると、家の菌がついて発酵し、熟成されて、その家の味噌になるんだとか。
味噌の発酵など、しばらく楽しみが続きます。
新しい発見ができた刺激の多いツアーでした。
春のオンパクツアーは他にもプログラムがあります。
6月22日(土)は藤枝市谷稲葉にある谷稲葉竹林劇場(楽創倶楽部)で〝竹林劇場 こどもオーケストラ〟が行われます。
竹林に囲まれた空間で竹笛や竹マラカス、竹琴などから好きな楽器を作ってオーケストラで開催。お昼ごはんは竹で作った食器を使い、竹筒ごはんに汁物、自家製メンマをいただきます。
6月30日(日)は藤枝市滝沢のオフグリッドハウスにて〝循環型農業体験〟と6月15日(土)に行われる〝伝統的発酵文化を家庭料理へ受け継ぐ 純正本みりん飛鳥山を五感で体感ツアー〟は満席のためキャンセル待ち。
竹林劇場も残りわずかですので、参加希望の方はお早めのお申し込みをおすすめします。
https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/
かど万米店https://kadoman-kometen.jp/
檸檬とラクダhttps://www.lemonandcamel.com/