リポートreport

発酵体感バスツアー〝伝統的発酵文化を家庭料理へ受け継ぐ  純正本みりん飛鳥山を五感で体感ツアー〟

6月15日に行われた「伝統的発酵文化を家庭料理へ受け継ぐ  純正本みりん飛鳥山を五感で体感ツアーのレポートをお届けします。

今回も市内2ヶ所をバスで巡るツアー。
藤枝駅に集合し、まずは酒蔵「杉井酒造」へ向かいます。

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7代目となる杜氏、杉井社長から「純米本みりん飛鳥山」のお話をしていただきました。
戦後400軒ほどもあった酒蔵は、現在27軒ほどに。
そして昔ながらの製法で純米本みりんを製造しているのは、静岡県内では杉井酒造のみなんだそうです。

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純米本みりんの価格はスーパーで販売しているみりん風調味料の2倍以上はしますが、工程や素材が全く異なり、純米本みりんは、もち米、焼酎、米麹のみを使い、昔ながらの方法で手間ひまかけて造っています。

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丁寧に説明していただいた後は酒蔵の見学へ。

酒蔵の中へ入る前に、靴を履き替え、手洗い、ヘッドキャップを着用。
中に入るとふんわりと甘い香り。
実際にみりんの樽を順番に覗き、絞りの工程について教えていただきました。

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みりん風調味料の普及によって、「お酒」としてのイメージは消えてしまいましたが、杉井社長の「飛鳥山みりんを通じて、みりんの存在価値を高めたい!」という熱い想いを感じました。
純正本みりんは、お酒としてや料理にはもちろん、デザートやカクテルなどに使用しても◎

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お土産はこの時期限定、もろみを絞った時に出てくる貴重な搾りかす「こぼれ梅」。

こぼれ梅の由来は、もろみを搾った時のみりん粕が満開になった梅の花に似ていることから名前がついたそうです。
甘みがやさしく、栄養価が高い。
そして何よりも飛鳥山の絞りかすというところがポイント!
料理の隠し味やお菓子作りなどにもおすすめなんだそう。
参加した皆さんはどんな使い方をしましたか?

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みなさんたくさんお買い物をして、またバスに乗り込みます。

お昼ごはんは、蓮華寺池公園のすぐそばにある、「ごはんや月見豆」へ。

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まずはごはんについての説明から。
店主である鈴木さんの祖母の教えを礎にした自家製発酵おかずと、地元生産者さんが手塩にかけた食材がメイン。

何よりもいい塩梅が大事、とおっしゃる鈴木さん。

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鈴木さんがつくるご飯は、食材の魅力を最大限に引き出してくれます。

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今回フジエダオンパクツアーのために、飛鳥山みりんや地元生産者さんの野菜を使用したお弁当をご用意いただきました。

旬の車麩カツ弁当
・飛鳥山を使った梅干しの炊き込みご飯
・藤枝市産平飼い卵の卵焼き
・さつまいものレモン煮(藤枝産レモン) 
・藤枝産大根甘酢漬
・藤枝産ズッキーニフライ、ひしお添え

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お家でも発酵食を楽しめるようにと、ひしおのお土産を。さらに秘伝のレシピも伝授していただきました。

店内でゆったりと過ごすバスツアーは珍しいそうで、みなさん思い思いの時間を楽しんで過ごしておりました。

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