リポートreport

里山堪能ツアー2「アウトドアの知識と技術を深めてさらに楽しむ 森の哲学と生きるを学ぶデイキャンプ」

9月15日に大久保キャンプ場で行われた【アウトドアの知識と技術を深めてさらに楽しむ森の哲学と生きるを学ぶデイキャンプ】に行ってきました。

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ナイフ&ブッシュクラフトインストラクターの越山哲老さん(以下:コッシーさん)を迎え、自然の中で生き抜くスキルを身につけるブッシュクラフト体験。
まずは、コッシーさんからブッシュクラフトにまつわるお話を。災害時における3の法則やウィルダネスファーストエイド(野外・災害救急法、野外救急法とも呼ばれるもの)、ゴーバッグの話など、初めて聞く言葉もあり、参加者の皆さん真剣に聞かれていました。

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ナイフワークでは、ナイフの抜き方や使い方、怪我をしないための動かし方などを丁寧に教えていただき、実際にナイフを使ってフェザースティックという、木の表面をナイフで削って毛羽立たせて火をつきやすくする着火剤を自作。最初はぎこちなかった皆さんも少しずつ慣れてきて、細くて薄いフェザーができていました。

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親1人、子1人を1組とした親子参加のプログラムだったので、ナイフワーク後は各チーム二手に分かれ、1人はお米とぎ、もう1人はタープ・ロープワークを。

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アイラップにお米を入れてとぐという作業は初めてだった子どもは袋から水をこぼすだけで四苦八苦。炊事場から親御さんを呼ぶ声がこだましていました。
タープチームもロープを回す向きや何回回すなど、頭を混乱させながらも、それぞれのサイトにタープが張っていきました。

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その後、ファイヤースターターを使って麻紐に着火させ、先程作ったフェザースティックにも着火させて火を起こします。ファイヤースターターも使い慣れていないので、火花は出るものの着火までは辿りつかずに一苦労。協力しあいながらなんとか着火させ、各自自炊。

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各自持ってきたお肉を焼いたり、チームによっては持参した鮎を焼くなどそれぞれBBQを楽しんでいました。
コッシーさんが作ってくれた直火コーヒーもとても美味しく、至福の時間。

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食事を終えたら参加者全員で感想を言いあったり、コッシーさんとのお話などを楽しみ、タープや焚き火台などの片付けを協力して行い、プログラムは終了です。

参加された方々は、「初めての作業だったのでやる前は不安だったけれど、また応用編があるなら参加したい」という感想や、「ファイヤースターターに憧れていたけれど使いか方わからなかったが、安全な使い方を教えてもらえたので、これからいかしていきたい」という感想など、みなさん楽しみながら学びを得られていたようでした。

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親子で参加することで、いつもとは違うコミュニケーションをしてほしいというのもプログラム開催の狙いのひとつでもありました。
自然の中でお互い頼りないと思ったか、頼りがいがあると思ったか。家の中と違う空間で新しい関係が構築されたところもあるのではないでしょうか。

今回は初級の内容だったのと、次の開催を希望される方も多かったので、コッシーさんからさらに技を教えてもらいながらステップアップしていきたいですね。

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