5月23日(金)に、蓮華寺池公園内にある「とんがりぼう」で〝静岡茶を楽しむ「初夏のティーテイスティング」〟が開催されました。
和紅茶を楽しむ日と日本茶を楽しむ2つのプログラムがあり、今回は日本茶の日に伺わせていただきました。
案内人の森下 香さんはお茶農家で育ち、現在日本茶アドバイザーの資格を保有しています。
参加者のみなさんは浅蒸し、深蒸し、釜炒り茶などの違いや、いれ方の違いなどのお話を聞いたり、ケーキや和菓子とのペアリングを楽しみました。
お茶に関する多くの質問が投げかけられ、森下さんはひとつひとつに丁寧に答えている姿も印象的でした。
今回のオンパクは、「とじるとひらく」というテーマがあり、各プログラムごと視界を閉ざし、触覚や嗅覚を研ぎ澄ますという体験を取り入れています。
そこで、アイマスクを付けて闘茶体験が行われました。
闘茶とはお茶の色を見たり、淹れたときの味や香りなどから産地や銘柄を当てるというもの。視界を閉ざしたことで、自身の嗅覚と味覚、嗅覚を頼りに産地を当てていきます。
今回用意されたお茶は、藤枝かおり、まちこ、朝比奈玉露、深蒸し茶、釜炒り茶の5種。参加者のみなさんは香りや味から正解を探しますが、浅蒸しが複数種あったりと、だいぶ難しいようで「難しい…」という声が漏れていました。
静岡で生まれ育つと、お茶がとても身近にあるため、より深く知るという機会はなかなかないかと思いますが、このようなプログラムをきっかけに、お茶の種類や味の違いなど知るのはとても貴重な体験になると感じました。