5月18日(日)に蓮生寺で〝着物 de お香〟が行われました。
今回、参加された10名のうち、3名の方は着付けから体験し、7名の方はご自宅から自分で着付けをして参加。お茶をやっていて、普段から着物を着ているという方もいらっしゃいました。
それぞれ帯の結び方に個性があり、とても素敵でした。
プログラム前半では別府着物教室の別府則子さんに着物を着たときの所作を教えていただいたり、参加者のみなさんが着物を着る上で疑問に思っているところなどに答えていただきました。
今回のフジエダオンパクは「五感を刺激し、感覚を研ぎ澄ます」というテーマがあるので、素材の着物を触り、硬い柔らかいなどの手触りの違いを楽しむ体験しました。
後半は隣の部屋に移動し、中医アロマセラピストの丸林美樹さんにお香についてのお話。
香原料やお香の種類について、正倉院に収蔵されているという沈香についても学びました。
他にも白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、伽羅(きゃら)の香り当てをしたり、塗香を実際に塗る体験も。
塗香は香水のように香りを楽しむためだけのものかと思っていましたが、それだけではなく、仏教の儀式や写経の前など実はお清めや魔除けとしても使われているんだそうです。
お香の知識は増えましたし、おみやげもいろいろといただいたので、家でも楽しめそうですね。
最後は境内で写真撮影会。
みなさんの優しい色の着物が新緑の木々の中でよく映えていました。
着物を着てお香を楽しむという、穏やかな時間が流れていくプログラム。
普段着物を着る機会はなかなかないというみなさんも、このような機会に着物を着て非日常を楽しんでみるのも良いかもしれません。